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第67回日本透析医学会学術集会・総会で発表してきました

 2022月7月1日に横浜で開催された、第67回日本透析医学会学術集会・総会で発表して参りました。
 新型コロナウイルスの影響で、近年は多くの学会がWEB開催(もしくは現地とのハイブリッド開催)となっておりましたが、前回ブログで上げさせて頂きました第65回日本腎臓学会学術総会と同様に、今回は久しぶりの現地での発表となりました。

 発表した演題は「第一背側中手静脈を用いた第一指間腔での内シャント(AVF)造設が有用であった一例」についてです。
 概要を説明致しますと、当院諸熊医院のホームページ内の【バスキュラーアクセスについて】でもお話しさせて頂いておりますが、血液透析で使用する際に作製する内シャントに関して、上肢における最も末梢部位である手背(手の甲側)の第一指間(親指と人差し指の間の水かきの部分)で、最も末梢の静脈である手背の第一背側中手静脈を利用した自己内シャントを作製する術式についての報告になります。海外の英語雑誌に投稿し、論文掲載されておりましたが、日本国内ではまだ発表しておりませんでしたので、今回報告して参りました。
 詳細は以下に論文掲載されておりますので、ご興味がある方はご参照頂ければ幸いです。
(Takashima T, et al. J Vasc Access 21: 790-794, 2020)

 今回の学会に参加し、やはり現地開催の学会はWEB開催に比べ、非常に良い刺激となるのを改めて実感致しました。腎臓内科専門医、透析専門医として(当院で血液透析は行っていませんが、これまでの経験を活かして内シャントなどのバスキュラーアクセスの診察を行っております)、学び得た知識を日々の診療に活かし、今後も精進していきたいと思います。

長崎市浜町 諸熊医院(内科) 院長 髙島 毅

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